「小梅の湯」「万葉の湯」2つの浴場が男女日替わり交代
露天エリア1・内湯2のすべての湯船に湯河原温泉の名湯を注ぐ
湯量たっぷりの天然温泉をシャワー・カランにも使用
エントランスフロアは1F。受付で入浴料を支払ったら、階下のB1へ。浴場は、それぞれしつらえの異なる「小梅の湯」「万葉の湯」の2つがあり、男女が日替わりで交代。偶数日が男湯「小梅の湯」・女湯「万葉の湯」、奇数日がその逆となる。露天エリア1種、内湯には大小2種という湯船の数は共通で、すべての湯船に源泉を加水・加温のうえ配湯。新湯を常時投入しつつ、浴槽内で循環。オーバーフローした湯は再利用しない。また、お湯は清掃時に毎日入れ替えており、衛生面に配慮する。
源泉は湯河原温泉の混合泉で、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。無色透明、無味無臭のクセのない湯で、浴槽内温度は季節によって若干変えているが、約42度に調整。
施設地下に約30tの貯湯タンクを備え、豊富な湯量を活かして洗い場のシャワーやカランまで源泉を惜しみなく使用している。
庭園風の露天エリアの眺めを活かした「小梅の湯」
B1ホール右手が「小梅の湯」。この名は江戸時代の湯河原温泉の呼称に由来し、男性は偶数日、女性は奇数日に入浴できる。
借景の樹木と溶け合うように植栽を配した露天エリアには、約42度の湯船が1種。12人ほどが浸かれる切石の湯船の周囲に、自然石や灯籠をあしらう。頭上は東屋風の屋根で覆い、雨の日も心配無用。
そんな庭園仕立ての露天エリアを臨むように、2面をガラス窓とした内湯。採光もよく開放感にあふれた浴場となっている。湯船は約30人サイズと約8人サイズの2つの湯船を凸形に配置。仕切り部分に設けた円形の湯口から、大小湯船に新湯を投入する。浴槽内温度に違いはなく、いずれも約42度。
洗い場は壁際に10席あり、L字形に配置。備品はボディソープとリンスインシャンプーを用意。カランはプッシュ式でシャワーはハンドルタイプ。いずれも源泉を使用。
露天エリア・内湯とも石材を多用した「万葉の湯」
B1ホール左手が「万葉の湯」。この名は湯河原温泉を詠んだ歌が収められている万葉集に由来し、男性は奇数日、女性は偶数日に入浴できる。
露天エリアは「小梅の湯」同様に和のしつらえだが、自然石を多く配し、より野趣あふれる造りとなっている。湯船はこちらも1つで、一段高い位置に15人ほどが浸かれるサイズの湯船を設置。浴槽内温度は約42度で、頭上はやはり東屋風の屋根で覆っている。
内湯は壁やフロアに石を敷き詰め、洞窟風呂のような趣きに。約20人サイズの変形湯船に、約10人サイズの円形湯船がくっつくように並ぶ。湯口も岩風呂風に仕切り部分に設け、大小湯船に新湯を投入。浴槽内温度に違いはなく、いずれも約42度。
洗い場は壁際に10席あり、L字形に配置。備品はボディソープとリンスインシャンプーを用意。カランはプッシュ式でシャワーはハンドルタイプ。いずれも源泉を使用。
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「小梅の湯」:露天エリア全景
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小梅:湯船は約12人サイズ
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小梅:内湯全景
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小梅:大湯船は約30人サイズ
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小梅:小湯船は約8人サイズ
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小梅:源泉を投入する湯口は1つ
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小梅:洗い場は10席
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共通:洗い場の備品
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「万葉の湯」露天エリア全景
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万葉:湯船は約15人サイズ
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共通:湯船を屋根が覆う
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万葉:内湯全景
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万葉:大湯船は約20人サイズ
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万葉:小湯船は約10人サイズ
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万葉:岩壁の合間に湯口が
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万葉:洗い場は10席
広々した脱衣所には脱衣棚・脱衣カゴ、有料のロッカーも用意
パウダースペースの備品はドライヤーのみ。ベビーベッドは両浴場にあり
脱衣所はゆったりとしたフロアスペースを確保。設備は両浴場ともほぼ共通で、脱衣棚が「小梅の湯」72個・「万葉の湯」84個。脱衣カゴもあり。また、そのほかに、100円の鍵付き有料ロッカーを「小梅の湯」30個・「万葉の湯」50個設置。室内中央には休憩ベンチを置き、ベビーベッド、ウォータークーラーなどを備える。
パウダースペースは「小梅の湯」5席・「万葉の湯」6席。備品は無料ドライヤーのみとシンプル。
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「小梅の湯」脱衣所
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「万葉の湯」パウダースペース
無料の大広間は眺めのいい2Fに用意。8畳&21畳の有料個室もあり
1Fロビーにも各所にソファセットが並び休憩スペースは十分
休憩スペースとして2Fに眺めのいい「無料休憩室」を用意。40畳の座敷には座卓が並び、コインマッサージャーやTVを置く。また、個室の「有料休憩室」が2室あり。8畳は1h400円〜、20畳は1h200円〜。吹き抜けの2Fホールにはお茶のサーバーやウォータークーラー、ドリンク類の自動販売機もあり。
2Fロビーにも十分な数のソファを設置。TV、新聞、アイスやドリンク類の自動販売機が揃う。
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2F「無料休憩室」
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8畳の「有料休憩室」
見晴らしのいい1F「軽食喫茶室」では軽食・ドリンク類が楽しめる
オススメは湯河原のご当地グルメ、ピリ辛味が特徴の坦々やきそば
1F受付カウンター裏手には、軽食やアルコール類、ソフトドリンクなどがいただける「軽食喫茶室」があり。二面を窓で囲んだ明るく眺望に優れた店内には、テーブル席のみ36席を用意。券売機で購入した食券をスタッフに渡せば配膳してもらえる。また、食事のみの利用もOK。
人気は湯河原名物坦々やきそば600円。ピリ辛の味つけに玉子が載ったご当地B級グルメだ。他にざるこごめそば・うどん各800円、チャーハン650円などリーズナブルなメニューが揃う。
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1F「軽食喫茶室」
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湯河原名物坦々焼きそば
1Fロビー一角にお土産にうってつけな特産品や温泉入浴剤を販売
タオル類など基本的な入浴グッズは受付カウンターで購入可能
1Fロビー一角には、地元の特産品などを販売する売店スペースを設ける。ご飯のお供にぴったりなワカメ入り青のり・こんぶ梅各500円、八朔ゼリー6個入り500円など、お土産に最適な商品が揃う。また、湯河原温泉が自宅のお風呂で楽しめる温泉の素入浴剤1個100円・10回分800円も販売。
基本的な入浴用品は受付カウンターで購入可能。販売タオル200円、バスタオル500円、歯ブラシ200円、カミソリ200円、ヘアゴム20円など。
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1Fロビーで土産品などを販売
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温泉の素入浴剤
2Fに有資格者による本格マッサージが受けられる「マッサージ室」を用意
湯河原温泉の観光名所、緑あふれる万葉公園は施設からすぐ目の前
リラクゼーション設備は、2Fに「マッサージ室」を用意。広々した室内に施術ベッド2床を設置。湯河原鍼灸マッサージ師会所属の、国家試験有資格者による本格的な施術が受けられる。メニューはマッサージ20分2,100円。ダブルのコースも選択可。
また、施設目の前は湯河原温泉の中心的観光名所である万葉公園。日本の歴史公園100選にも認定された森と水の公園は、散策スポットとしてオススメだ。
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「マッサージ室」のベッドは2床
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2F「マッサージ室」入口
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「万葉の湯」脱衣所
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脱衣棚前には脱衣カゴを用意
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100円の有料ロッカーもあり
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「万葉の湯」パウダースペース
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ドライヤーは無料
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ベビーベッドは両浴場に用意
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脱衣所入口
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2F「無料休憩室」は座敷の広間
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コインマッサージャーを設置
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舞台上にはTVを置く
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「無料休憩室」は眺望抜群
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21畳の個室
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2Fホールにはお茶を用意
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1Fロビーのテーブルセット
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1Fロビーはソファを多数設置
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1Fロビーには新聞を用意
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喫煙は館外で
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1F「軽食喫茶室」
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「軽食喫茶室」カウンター
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券売機で食券を購入
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こんぶ梅&青のり
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八朔ゼリー
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B1浴場入口
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浴場入口前にも有料ロッカーが
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館内にはエレベーターもあり
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2Fロビー全景
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2F受付カウンター
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無料の下足ロッカー
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暗証番号式下足ロッカーも無料
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施設外観
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公営の有料駐車場が隣接
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50mほど先には無料駐車場も
万葉の昔から伝わる湯河原の名湯を最適な湯使いでご堪能ください
豊かな緑あふれるロケーション、そして人気のご当地グルメも是非
多くの旅館が軒を連ねる温泉場。中心部には湯河原温泉のシンボルと言うべき万葉公園。当館はその裏手の閑静な一角にあります。JR東海道本線 湯河原駅からはバスで約15分、タクシーですと約5分ほど。施設隣には公営の有料駐車場と、150mほど坂を登ったところには無料駐車場も16台分備えております。
豊富な湯量を誇る湯河原の源泉は浴場すべての湯船を始め、カランやシャワーにも使用しております。無色透明で肌触りのいい湯は、きっと身体の疲れを癒してくれることと思います。湯は清掃時に入れ替えており、毎日新鮮な湯浴みがお楽しみいただけます。山間の緑深いロケーションで心ゆくまでおくつろぎください。
休憩大広間や「軽食喫茶室」も眺めは抜群です。また、タヌキの開湯伝説にかけたご当地グルメ・坦々焼きそばも是非ご賞味ください。他にもそれぞれアレンジを変えた24店舗で召し上がれます。