内湯のみで展開する浴場は二股人工温泉やジェット系など湯船3種で展開男湯2種、女湯3種のサウナが充実するほか、利用料金内の岩盤浴を完備
「赤富士」のタイル画が勇壮な男湯
男女の浴場はフロア別の内湯となっており、雰囲気は同じだが、一部の内容が異なっている。まずは2F男湯からご紹介。
照明をおさえた落ち着きのある内湯浴場。街なかのビル内にて、窓はないが、正面の大きな壁にタイルで描かれた葛飾北斎の浮世絵「富岳三十六景 凱風改正(通称:赤富士)」が印象的。その壁にそって3種の湯船が連なる。向かって左側が熱めの湯温約42度「二股人工温泉湯」。北海道長万部にある二股温泉カルシウム原石を使用した人工温泉を満たし、7〜8人が入れる広さ。
真ん中は、冷水枕を備えた「寝湯」2席。右側は一角にジェット噴流のノズルを2名分設置した「檜湯」。「寝湯」と「檜湯」は同じ浴槽内に区画され、湯温は約40度。中央の六角形の御影石造りの湯船は約19度の「水風呂」。サウナは2種。室温約90度の高温ドライサウナ「フィンランド式サウナ」は毎日3回ロウリュを開催。「黄土サウナ」は室温約65度。
「あやめにきりぎりす」のタイル画の女湯
4F女湯のタイル画は葛飾北斎の浮世絵「あやめにきりぎりす」。湯船は壁に沿って3種類。左側は湯温約42度の人工温泉「二股人工温泉湯」。湯淵は肌触りの良い檜を用い、浴槽内には半身浴にぴったりな御影石造りのステップが備えられている。真ん中は底から気泡が立ち上る約40度のバイブラバス「気泡湯」。約4人が入れる。右側は9〜10人が入れる約40度「檜湯」。男湯同様に壁面にジェットノズルを2本備え、座ったまま腰に噴流をあてることができる。中央の円形石造りの浴槽は約19度「水風呂」。サウナは男湯と同じ「フィンランドサウナ」「黄土サウナ」のほかに室温約40度「ミストサウナ」を用意。洗い場は男湯10席、女湯13席。備品はボディーソープに加え、男湯はリンスインシャンプー、シェーブクレンジング、女湯はシャンプー、コンディショナー、洗顔料。浴場内には、あかすりタオル、歯ブラシ、男湯のみカミソリも。
利用料金に含まれる岩盤浴「白珪房」
5F「白珪房(はっけいぼう)」は入館料金内で利用できる男女共用の岩盤浴(営業時間11時〜26時)。3F「ご予約番」にて申込み、専用浴衣とタオルのセットを受け取り、脱衣所で専用浴衣に着替えてから、タオルを持って5Fの岩盤浴室へ。利用時間は平日は時間制限なし。土日祝は40分交代の予約制となっている。
手前にある休憩室から通(露地)を通って向かう岩盤浴室入口は江戸時代の銭湯を思わせる“ざくろ口”。こちらを潜って入室する。石板タイプの寝台は全17床あり、左列の6床が女性優先スペース。有機ゲルマニウムを多く含む、中国遼寧省の遼寧石(りょうねいせき)を使用し、身体を芯から温め、疲労回復や美肌づくりにも効果を発揮するという。室内は伝統的な日本の建築素材である木と紙と土にマイナスイオンを大量に放出する珪藻土を用いている。
専用の休憩室はTVとテーブル&椅子、水分補給用の活性水素水を用意する。
-
男湯:浴場全景
-
男湯:壁際に浴槽が連なる
-
男湯:タイル画は「赤富士」
-
男湯:「二股人工温泉湯」
-
男湯:「寝湯」2席
-
男湯:ゆったりとした「檜湯」
-
男湯:「檜湯」のジェットノズル
-
男湯:「水風呂」
-
男湯:「フィンランド式サウナ」
-
男湯:1人用マットの備えあり
-
男湯:「黄土サウナ」
-
男湯:2つのサウナの入口
-
男湯:「洗い場」
-
男湯:「洗い場」の備品
-
男湯:浴場内にカミソリなど用意
-
共通:霧シャワー&立ちシャワー
-
女湯:浴場全景
-
女湯:「あやめときりぎりす」
-
女湯:「二股人工温泉湯」
-
女湯:「気泡湯」
-
女湯:「檜湯」
-
女湯:「水風呂」
-
女湯:「フィンランド式サウナ」
-
女湯:「黄土サウナ」
-
女湯:「ミストサウナ」
-
女湯:3つのサウナの入口
-
女湯:「洗い場」
-
女湯:「洗い場」の備品
-
女湯:浴場内に歯ブラシなど用意
-
共通:「かけ湯」
-
共通:浴室内の手荷物置き場
-
共通:浴場内の飲料用冷水
-
5F岩盤浴「白珪房」
-
岩盤浴「白珪房」の寝台
-
岩盤浴「白珪房」休憩室
-
活性水素水を用意
コイン不要のロングロッカーが並ぶシックな脱衣所
パウダースペースの備品は手ぶら利用OKの充実ぶり
男女各54個のロングロッカーが並ぶ脱衣所。コインは不要で、指定の場所を使う。ソフトドリンク、瓶ドリンク、アルコール類(男湯のみ)、入浴関連グッズの自動販売機、健康器具を置く。パウダースペースは男女各7席+洗面ボウル。仕切りをつけて隣が気にならないよう配慮する。備品は無料ドライヤー、ティッシュ、ハンドソープ、綿棒、ヘアスタイリング剤、ブラシに男湯はスキンローション、ヘアートニック、クシなど、女湯は化粧水、乳液、コットンなど。
-
女湯:脱衣所
-
女湯:パウダースペース
静かにリラックスできるリクライニングチェアが並ぶお休み処が3ヶ所
男女の各専用フロアには、座って休める休憩スペースを用意
TV付の上質なリクライニングチェアが並ぶ「お休み処」は館内に3ヶ所。2Fは男性専用20席、3Fは男女共用20席(23時以降は男性専用)、4Fは女性専用23席。3FのみドリンクのデリバリーをオーダーOK。
そのほか、2Fと4Fの男女各フロアに談話ができるテーブルと椅子を置いたスペースがある。3F「見楽処・お茶処」は無料の番茶を用意する休憩スペース。毎日16時と20時に煎茶とお菓子を振舞うサービスを行う。喫煙室は2Fと3F。
-
3F男女共用の「お休み処」
-
4F女性専用の「お休み処」
3F江戸蕎麦「北斎」で江戸名物の二八そばなどのお食事メニュー
3F甘味処「両国茶房」は煎茶と甘味各種をいただける
3F江戸蕎麦「北斎」は蕎麦粉8割につなぎの小麦粉2割で打った江戸名物の二八蕎麦が自慢のテーブル29席、個室の座敷が12席。小海老のかき揚げ天ざるそば880円などの麺類のほか、ご飯もの、数量限定の手造り寄せ豆富などの一品、アルコールなどが揃う。同じく3Fの甘味処「両国茶房」はカウンター8席、テーブル12席。オーダー式で、お煎茶と甘味類を食べられる。各レストランでは23時〜朝4時まで深夜メニューを提供。
-
3F江戸蕎麦「北斎」
-
3F甘味処「両国茶屋」
1Fおみやげ処でSOU・SOUブランドなどの和小物を販売
浴場で使用するバスグッズや下町職人工芸品など、ここならではの品揃え
1F「おみやげ処」で和小物、バスグッズや工芸品を販売。SOU・SOUは日本の伝統の軸線上にあるモダンデザインをコンセプトにする京都のブランド。この両国湯屋江戸遊をSOU・SOUの建築家・辻村久信氏がデザイン・設計したことから縁が深く、手拭いをはじめ、商品が充実。浴場で使用しているバスグッズ、下町の職人工芸品など、ここならではのアイテムが揃う。
入浴関連グッズは脱衣所の自動販売機で購入。
-
おみやげ処
-
SOU・SOUブランドの手拭い
ボディケアに足もみ、ボディ&フェイシャルのアジアントリートメント
タイ古式、韓国式あかすりと充実するリラクゼーション
3Fに各種リラクゼーションサロンが集合。「東洋整体」は指腹、掌を用い、肩のこりや首、腰など、身体を深部からしっかりとほぐす。40分コース4,200円〜。「足もみ」は20分お試しコース2,300円〜。「アジアントリートメント」は個室で行うボディケア、フェイシャルケア。アジアンオイルトリートメント60分6,300円。「タイ古式」40分コース 4,200円〜。浴場内にある「韓国式アカスリ」は30分 4,200円〜。
-
3F「東洋整体」
-
5F「アジアントリートメント」
-
3F「足もみ」
-
5F「アジアントリートメント」
-
3F「タイ古式」
-
「韓国式アカスリ」
-
男湯:脱衣所
-
共通:脱衣所の健康器具
-
脱衣所:ドリンク自動販売機
-
男湯の入浴関連グッズ販売機
-
女湯の入浴関連グッズ販売機
-
瓶ドリンクの自動販売機も
-
男湯:パウダースペース
-
男湯:パウダースペースの備品
-
男湯:パウダースペースの備品
-
女湯:パウダースペースの備品
-
女湯:パウダースペースの備品
-
2Fの男性専用「お休み処」
-
ブランケットと新聞を備える
-
2F男性専用フロア休憩スペース
-
2F男性専用フロア喫煙室
-
4F女性専用フロア休憩スペース
-
3F「見楽処・お茶処」
-
毎日2回煎茶とお菓子を振舞う
-
江戸蕎麦「北斎」の個室
-
小海老のかき揚げ天ざるそば
-
クリームあんみつ(煎茶付)
-
SOU・SOUブランドの和物
-
館内でも使用するバスグッズ
-
1F受付
-
1Fロビー
-
館内エレベーター完備
-
携帯充電器
-
貴重品ロッカー
-
コイン不要の下足箱
-
エントランス
-
外観
-
近くにある「回向院」
-
御利益で有名な「鼠小僧供養墓」
-
歴代相撲年寄を奉る「力塚」
-
歩いていて楽しい両国界隈
手ぶらで気軽に立ち寄れる江戸情緒漂う銭湯スパです!
朝風呂やちゃんこが食べられる入館料込み宴会プランが人気です
両国の北斎通りにある銭湯スパ、両国湯屋 江戸遊です!露天風呂はありませんが、“北斎”通りにちなんだ葛飾北斎のタイル画を眺めながらの入浴は格別です。
館内は備品が充実しており、入館料で作務衣やタオルもついていますので、手ぶらでお立ち寄りもOKです。
混雑情報は、日によって違いはありますが、大体、平日は15時〜17時くらい、土日祝は13時〜18時くらいが目安となります。
おすすめは朝6時〜8時までの朝風呂。散策前のひとっ風呂はいかがでしょう。毎月第1水曜日はレディースデー、第2水曜日は会員デー、第3水曜日はメンズデーとして、入館料が1,800円になるサービスをしています(水曜日は祝日の場合は変更あり)。
ほかに、入館料込みの宴会プランも一押しです。両国ならではの“ちゃんこ鍋”を用意していますので、下町・江戸名所レジャーと合わせて企画されてはいかがでしょう。