上質な高濃度の強塩泉を満喫できる豪放磊落な露天風呂
鄙の湯治場を思わせる内湯の御柱風呂や勾玉風呂がユニーク
自然界に湧出した露天風呂の原風景を再現
露天エリアには豪放磊落な石組みの「露天風呂」が1つだけ。敷地内の地下約1,300mで湧いた源泉は太古の海水である化石海水。高張性かつ弱アルカリ性のナトリウム塩化物強塩温泉で、緑がかった褐色の濁り湯はなめらかな肌ざわりで良く温まる。縄文遺跡が多く縄文の里と呼ばれる火山帯域の八ヶ岳から火山岩の安山岩を運んで組んだ湯船。湯淵の石は3分の2ほど湯面の下に隠し、自然界の出で湯をイメージした。底にも石があるので転ばないよう、低い姿勢で栗の丸太の手かけを伝い、足裏の感覚を頼りにそろりとどうぞ。気に入った石の間に身を置いて湯の香りをかぐのは至福の一言。露天エリアの入口にある石の配置図に目を通しておくと良い。太い柱の東屋、木材の重みを利用した半自動ドア、男女の境の塀を支える木、九州、飛竜山頂より運んだ自然木、手付かずの野草、小川など秘湯でおなじみのアイテムが各所に。ただ静かな、五感で味わう湯浴みのひと時を。
男湯には勇壮な「御柱風呂」をはじめドライサウナも
露天風呂の造りは同じだが、内風呂は男湯と女湯で雰囲気、レイアウトが少々異なる。入口から湯船へ向かう道中、足元のコンクリにつけられた縄模様が足裏を心地よく刺激する「縄文道」は名前通り縄文土器と同じ手法で模様をつけている。さて、男湯内風呂の主浴槽は千人風呂を思わせる50㎡はあろうかという大きな正方形の「御柱風呂」。信州八ヶ岳産の切出し石の湯船に安山岩を配置し中心にはオーナーの出身地である、信州・諏訪大社御柱祭をモチーフにした太い御柱が立つ。露天風呂と同様、循環式、加水をせず加温調整した天然温泉を使用している。白湯の「味噌樽風呂」は信州タケヤみそで120年間使用していた仕込み樽を風呂桶にしたもの。長年使い込まれた柾目の仕込み樽は味噌の塩分に鍛えられ身がつんで水をもらさない。自然木で作った「ドライサウナ」は90度に設定。汗をかいたら勾玉を模した18度の「水風呂」へどうぞ。
女湯はパワー溢れる勾玉風呂や海底洞窟蒸し風呂 が
一方、女湯の主浴槽「蔵石風呂」は男湯同様の素材だが、右手前に志楽の湯を監修した後藤哲也氏が経営する黒川温泉新明館の赤石を使用した「勾玉風呂」を併設。エネルギーの象徴と古代からあがめられている勾玉。パワーをもらおう。ここまで天然温泉使用。
その他男湯と同じく「味噌樽風呂」は白湯をたたえる。
低温の「海底洞窟蒸し風呂 (ミストサウナ)」 は女湯のみ。海底の洞窟や縄文時代をなぞったデザインで優しい入り心地。湯上がりは「勾玉かけ水」のかかり湯を忘れずに。
洗い場は男女とも32席。天井が高いシンプルな造りで蒸気がこもらない。内風呂浴場内には、元々この地にあった栗の木を使用したベンチや小物置が点在。露天エリアの入り口には、温泉掘削に使ったドリルもオブジェとして、さりげなくおかれている。年代を経たものならではの温かさ。まるで昔から佇ずむ鄙の湯治場のような雰囲気が心地よい。
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男湯の露天エリア
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湯口から時折熱湯が出るので注意
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黒塗りの塀を支える趣きある古木
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よしず越しの光が射し込む内風呂
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年代物の味噌樽風呂
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男湯「勾玉水風呂」
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自然の木で造ったドライサウナ
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女湯「蔵石風呂」と「勾玉風呂」
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女湯「勾玉風呂」
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女湯「海底洞窟蒸し風呂」
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女湯「勾玉風かけ水」
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大らかな印象の洗い場
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天井が高く蒸気がこもらない
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洗い場脇通路の太い黒い梁
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縄で模様をつけた「縄文道」
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古材を用いた栗の木のベンチ
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栗の木を再利用した荷物置き
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味のある書体があちこちに
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化石海水の高張性の源泉です
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縄文的?筆致
シックな黒のコイン返却式ロッカーが並ぶこざっぱりとした脱衣所
洗面台には化粧水などが備え付けてあり、大きな鏡で使い勝手が良い
脱衣所にはシックな黒のコイン返却式ロッカーが男湯156個、女湯196個並ぶ。サイズは全て同じ。天井際に明かりとりの小窓があり、そんなに広くはないものの、明るくてこざっぱりと気持ちが良い。
洗面台にはスキンウォーター(化粧水)やヘアウォーターが備え付けてあり、大きな鏡で使い勝手が良い。ジュースの自動販売機、体脂肪計など定番アイテムが備え付けられている。
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シックなコイン返却式ロッカー
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明るく使いやすい洗面台
休憩スペースは受付奥の座敷26席、テーブル26席の「畳語らい処」
横になるなら、その奥の外廊下を通って別棟の「お休み処」へ
休憩や会話を楽しむスペースはフロントから奥に進んだ「畳語らい処」で。座敷とテーブルが26席ずつあり、自由に休憩OKで雑誌も用意。また軽食メニューもオーダーできる。
大きな窓が開放的で、くつろいだ雰囲気。横になるなら、その奥の外廊下を通って、別棟の「お休み処」へ。衝立で仕切った琉球畳のごろ寝スペースがあり、青磁の枕や肌がけが用意されている。入って右側は女性専用。
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明るく、自由でくつろいだ雰囲気
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入って右側は女性専用
館内「畳語らい処」で心やカラダの健康を目指す食事や新鮮ジュースを
別建物の「志楽亭」では本格蕎麦や創作料理と名焼酎はいかが
館内の「畳語らい処」では安全な食材やミネラルバランスを整えるとして、天然だしを使用。心も体もほっとするメニューを目指して工夫している。カフェメニューはその場でミキシングするフルーツジュースが人気。生ビールやソフトクリーム、ケーキも。
敷地内の別建物に古い柱を生かした和モダンな空間の「そば創作レストラン 志楽亭」がありせいろ蕎麦(十割・二八)など蕎麦を中心に充実。
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無添加の食材を中心に提供
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おにぎり
フロント先の売店コーナーでは和小物、炭グッズ、有機食品などを販売
男性カミソリは脱衣所内の自動販売機で
お土産はフロントの先にある「売店コーナー」で。
可愛らしい手ぬぐいや刺し子の小物など和のアイテム、風水に基づいた炭グッズ、黒酢や有機米など、こだわりの有機食品、関連書籍などがずらり。
目を引いたのは素朴な大分県の下駄など。品物を選んだら、お会計はフロントへ。
男性用のカミソリは脱衣所内の自動販売機でどうぞ。
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売店コーナー
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見ているだけで楽しい和の小物
整体、ボディーケア、リフレクソロジー、エステ、タイ古式療法の縄文げん氣処館内には芸術家岡本太郎氏の作品「縄文人」や縄文中期の土器を展示
リラクゼーションは体調を整える縄文げん氣整体や、げん氣ボディーケア、縄文リフレクソロジー、体内毒素を押し流すデトックスリンパトレナージュが受けられる「縄文げん氣処」で。専用個室で行う女性専用エステボディケアはリラックス効果の高いアロマオイルを使うスペシャルメニューを各種用意。館内には芸術家岡本太郎氏の作品「縄文人」や縄文中期の土器を展示。工場廃材を使った再生品も見る人の心を癒す。
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縄文げん氣処
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縄文げん氣整体
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整体、リラクゼーションはこの先
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この右手がリラクゼーション室
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リラクゼーション室への廊下
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岡本太郎氏の作品「縄文人」
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縄文中期の土器を展示
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露天風呂の建築風景
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館内の随所にメッセージが
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黒塗りの下足箱
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風情ある浴場へ向かう渡り廊下
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ゆったりくつろげる「語らい処」
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語らい処横の椅子席
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無添加中心のお食事を提供
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おむすびや季節のお惣菜など
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季節のお惣菜
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新鮮ジュースが人気
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「そば創作レストラン 志楽亭」
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志楽亭のモダンなインテリア
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湯治場のような雰囲気
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志楽亭へはこの履き物でどうぞ
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可愛い和てぬぐい
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げん氣市(毎週木〜日)
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素朴な大分県の下駄を販売
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玄関土間のオブジェ
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緑豊かで街中とは思えない
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風情ある夜の志楽の湯
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かがり火がゆれる
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活き活きと実をつけるコナラの実
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木材チップを敷き詰めた駐車場
日本民族の生命力を感じる「縄文」の心が和の原点
「川崎の街中とは思えない」と皆様に喜んでいただいております
志楽の湯では日本民族の生命力を感じる「縄文」の心が和の原点であり、今の時代の人々に元気を与えるキーワードと考えています。半導体のテスト工場だったこの地に温泉施設を造る際には、黒川温泉を再生した後藤哲也氏に監修をお願いし、縄文の里・八ヶ岳から風呂造りに使う安山岩を運び、大分県の飛竜の牧場の頂上に自生していたコナラの木を移植し、手を抜かずに今の形に整えました。おかげさまで「川崎の街中とは思えない」「ゆっくり過ごせる」と皆様に喜んでいただいております。
さて、自慢はもちろん高濃度の源泉。こちらは太古の海水の化石海水ですからタラソテラピー効果も。ゆっくり温まったら「ほぼほぼ無添加健幸キッチン」で心もカラダも健幸になる食事をどうぞ。土日祝は混みあう事が多いのですが、比較的平日の午前中はゆったりお過ごし頂けるようです。お得なスタンプカードやプランを用意しておりますので、HPをご参考くださいね。